夜明け前4時45分、対馬の厳原港に到着(´・ω・`)

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対馬市の厳原(いずはら)は、
対馬では一番大きな港町だぬ(´・ω・`)

対馬にある主要なフェリー港は、ここ厳原港と、
北部にある上対馬町の比田勝港の2つだぬ
両港とも、プサンとの発着場になっている

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早朝の厳原の港町を歩くぬ(´・ω・`)
さて、どこへ行こうかのう


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清水山城跡を登ろうと思うぬ(´・ω・`)
清水山城は標高210mの小高い山を要塞化した山城で
城跡からは厳原の町を一望できるらしい
5時15分、フェリー港から30分ほどで、登山口に到着したぬ

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鬱蒼とした森林の中
夜明け前の薄暗い登山道を歩くぬ(´・ω・`)

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徒歩15分で本丸跡に到着(´・ω・`)
本丸の石垣跡だぬ
ほとんど崩れているぬ

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夜が明けてきた(´・ω・`)
対馬の日の出だぬ

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二の丸、三の丸跡へ、山を降りるぬ(´・ω・`)
木々を照らす朝焼けの光が眩しい

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二の丸を通り抜け、三の丸跡に到着
あそこに、ベンチがあるぬ
座って休むか(´・ω・`)

清水山城は、豊臣秀吉が朝鮮征伐の際
兵站の最前線基地として、突貫で築かせた山城だぬ

ちなみに、ここ厳原には、もうひとつ城跡があるぬ
厳原港のすぐ近くにあり
対馬藩の当主・宗氏が明治維新まで居城にしていた
金石城という城だぬ

もともとロケーションのいいところに
金石城という城があったため
朝鮮征伐が失敗に終わってからは、
秀吉が強引に作った、不便な清水山城は捨て城となり
荒れ果ててしまった

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ベンチに座って、厳原の港町を眺めるぬ
いい眺めだなあ( ・∀・)
こうしてみると、割りに大きな街なんだな
いかにも対馬藩十万石の城下町という風情だぬ
空は、多少薄い雲がかかっているが、とりあえず晴れだしねえ(・∀・)

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ベンチから山側を眺めると、雲ひとつ無い快晴だぬ(・∀・)
対馬は山が多いせいか、
場所によって天気がまるっきり変わることがあるらしい

さて、山を降りるか(´・ω・`)

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三の丸跡を降りると、
三の丸を支えている石垣跡が見えたぬ(´・ω・`)

朝鮮征伐という攻撃主体の戦争拠点に
こういう物資輸送でも人の移動でも
不便な山城を築かせたのは、
秀吉の意図がよくわからんぬ

山城は攻撃へ向かう兵站の拠点というよりは
攻めこまれた場合の守りの城だと思うんだけどね
実は秀吉は、唐朝鮮の逆襲に遭うことも想定していたのかも試練

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民家の間を縫うように、山を降りていく(´・ω・`)
厳原の街は、こういう複雑な小道が多く
実は、清水山城跡の登山口見つけるのに、ちと迷った(;^ω^)

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コンビニを見つけたぬ(´・ω・`)
対馬にはセブンイレブンやローソンのような大手はないぬ
名古屋ではおなじみの
中堅コンビニCocoくらいしか進出してないらしい
朝飯で、サンドイッチと飲み物を買ったぬ
支払いはSuicaが使えたぬ

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名前はわからないが、厳原の街を縦断して
厳原港へ流れている運河のような川(´・ω・`)
川沿いに柳の木が植えられていて、風情があるぬ
歩道の広い橋にベンチがあるんで、座って軽い朝食を済ませたぬ
このあたりが、街の中心街らしい

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8時になりレンタカー屋が開いたので、
軽のレンタカーを借りたぬ
2日借りて1万円(´・ω・`)

さっそくドライブ、とりあえず、北上するぬ

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国道382号を北上し、県道を走ると
大きな鳥居が見えたぬ(´・ω・`)
左を曲がるぬ

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9時、厳原から一時間ほど走り、
和多都美神社(わだづみじんじゃ)に到着(´・ω・`)
海の女神、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀っていて
創建時期は不詳、相当昔からある由緒ある神社だぬ

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左奥が手水場で、漱ぎ清めたぬ(´・ω・`)
右手前の大きな東屋は、相撲の土俵に見える
何かの神儀で使うのだろうか

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本鳥居と、神社の社殿(´・ω・`)
小さいながらも、威風堂々とした貫禄があるぬ
古びた鳥居にも風情が感じられる
お参りしたぬ

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御参りして、振り返ると、鳥居が4つ並んでいることに気づく(´・ω・`)
奥の2つは、水中に沈んでいるように見える

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奥に見えた、水中の二つの鳥居だぬ(´・ω・`)
ここは一見、静かな湖のほとりに見えるが
浅茅湾の入り組んだリアス式海岸だぬ
大潮で満潮のときは、さっきの境内まで海中に沈むこともあるらしい

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宮島でもそうだが、
海中の鳥居は、こうなにか神秘的な雰囲気があるのう(´・ω・`)

さて、次行くか


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和多都美神社から10分ほどで、
烏帽子岳展望台の駐車場に到着(´・ω・`)
ここから階段で展望台へ

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烏帽子岳展望台(´・ω・`)
あがってみると、ハングル集団に占領されていた(´・ω・`)ショボーン
景色の写真を撮り、そそくさと撤退

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で、そそくさと撮った西側の風景(´・ω・`)
川にみえるが、浅茅湾のリアス式海岸だぬ
右側にさきほど御参りした和多都美神社があるぬ
綺麗だねえ

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東側の風景(´・ω・`)
ここには、浅茅湾の小さな島がたくさん見える
墨絵のようなのどかな風情だぬ

ハングル人がいなければ
美しい自然にあふれた日本の神の島だぬ

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再び、南下し、国道を対馬空港方面へ(´・ω・`)

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途中、万関橋に寄ったぬ(´・ω・`)
中央の赤い橋が、万関橋だぬ
ハングル観光客が橋の上にいぱいいるぬ

万関橋の下の川は、川ではなく
万関瀬戸という人工的な運河で
長さは500m
朝鮮側の浅茅湾と九州側の三浦湾とをつないで
最短で行き来できるようになっている

この運河は、1900年、日露戦争に備えて、
旧日本海軍が建設したらしい
バルチック艦隊との海戦の時は
水雷艇部隊がここを通り出撃したようだぬ

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お昼になったんで、ここでランチにするぬ(´・ω・`)

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対州そばは、日本のそばの
初期の原点というかルーツらしいぬ(´・ω・`)
つなぎなしの十割そばだぬ
あと、せんそばというのは、サツマイモをこねて作ったソバで、
対馬独特の郷土料理らしい
対州そばとせんそばの二種盛りヽ(´ー` )ノください


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白いソバが、対州蕎麦、黒いのが、せんそばだぬ
対州蕎麦は蕎麦の香りと、のど越しがよくて旨かったぬ
せんそばは、ほんのり甘味がある
ところてんという食感だったぬ( ・∀・)
蕎麦だけでは足りそうにないので、
対馬のB級グルメ、トンちゃんミニ丼と
ごぼう天も頼んでおいたぬ
うまうまだったお( ^∀^)

ご馳走様ですた
1200円

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アイスのショーケース見てたら
ぬぬ先生宿題の
島の瞳ブルーベリーアイスがあったので
追加で食べたぬ
甘くてうんまかったお( ^∀^)
280円



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県道を走り、金田城跡へ(´・ω・`)

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軽一台でもきつい山道になった(´・ω・`)
むこうから車がきたらやだなあ

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20分ほど走り、どうにか登山道の駐車場に到着(´・ω・`)
他に2台止まっていた
わりかし、訪れる人もいるようだぬ

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登山道を歩く(´・ω・`)
右手に海のようなものが見える

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浅茅湾が見えたぬ(´・ω・`)
ダム湖に見えるけど、海だぬ

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城壁石垣の看板(´・ω・`)
城跡の遺構があるらしい
ちょいと下に降りてみる

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金田城の城壁(´・ω・`)
海岸にそって築かれている
調査のためかシールのようなものが張られている

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ふたたび、登山道へ(´・ω・`)
登っていく途中で気づいたんだが、
この山道には普通の登山道で見られる
階段的な段差が全く無い

それは昔は軍道と呼ばれていて
大八車とか馬車のようなもので、
砲弾や弾薬などの軍事物資を
頂上のある砲台に運び入れていたらしい
そのために、段差がないんだぬ

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そこの東屋で、ちょい休憩をとったぬ(´・ω・`)
案内看板の横の、小さな説明台は、
ボタンをおすと、耳障りなハングルの
えらく大きな音声でなにやら説明してくれる

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頂上まであと10分(´・ω・`)
この城跡は、虫がすごい多いな
芋虫が目の前に落ちてきた

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一時間歩いて、頂上到着(;´ρ`)チカレタヨ・・・
標高275m
金文字の城址跡の碑

ここで、金田城建設の経緯(´・ω・`)
飛鳥時代の663年、
日本と百済連合軍が、唐新羅連合軍(シナチョン連合軍)に
白村江の戦いで破れ
当時半島における唯一の友好国だった
百済の残存勢力が完全に滅亡
唐新羅連合軍が、いつ日本に攻めてくるか判らない
かなり緊迫した状況になった
そこで、4年後の667年に、金田城を建設、防人を駐留させ、
対シナチョン防衛の拠点とした

飛鳥時代まで、さかのぼるこの城は、
日本の城の歴史で、相当古い部類の城跡だぬ

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日露戦争のころに設置された砲台跡(´・ω・`)
全部で6門大砲が据え付けられたらしい

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砲台跡に降りてみて撮影(´・ω・`)
結構広い
かなり大きな大砲だったんだろうな

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頂上から見た風景(´・ω・`)
丁度中央に、浅茅湾の開口部分が見える
方角的には、朝鮮半島の方向だぬ

金田城を建設した飛鳥時代のころは、
防人が、いつ現れるかもしれない唐新羅の軍船を警戒しつつ
戦々恐々として、この海を見つめていたことだろう

山頂に砲台を築いた明治時代は
半島と対馬の間を横切るロシアのバルチック艦隊を発見
照準を合わせて、猛攻撃したことだろう

まさに日本の長い国防の歴史を感じる国境の島だねえ

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砲台跡のよこにある、煉瓦の入り口(´・ω・`)

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中も煉瓦作りで、何もない(´・ω・`)
砲弾や弾薬かなんかの倉庫だったんだろうな

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これは、よくわからない跡(´・ω・`)
たぶん、小型の大砲が置かれていたのかな

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蔦が欧州風に張ってる入り口(´・ω・`)

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中は何も無い(´・ω・`)

さて、山を降りるか

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三時過ぎ、駐車場まで到着(´・ω・`)
そろそろ、厳原の予約してるホテルへ行くか
風呂入って、汗流したいぬ

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4時過ぎ、ホテル到着(´・ω・`)
朝食付きで6,500円
シャワー浴びて、ベッドでゆくりゴロンと休んで、疲れをとったぬ

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さて、夕食だぬ(´・ω・`)

対馬は、太田居酒屋も、吉田類居酒屋もないので
どこにするか迷ったぬ(´-ω-`)
初めは、美味しんぼに登場しているという
郷土料理の料亭・志まもとにしようと思ったが
予約がとれず断念
で、ホテルのすぐ近くの、汐路という居酒屋にしたぬ( ・∀・)
見た感じ、古びた感じに味わいがあるお店だぬ
対馬では、結構老舗なのかもしれないな

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カウンター席に通されたぬ(・∀・)
対馬の居酒屋は、どこもハングルメニューがあるようなことを
聞いていたが、このお店は日本語だけだった
客層も会話からして、地元中心らしい
さて、お酒は何にするかな
対馬唯一の地酒、白嶽にするかな
冷酒でヽ(´ー` )ノください
あと、刺身の盛合せ大も

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風紋白嶽の生酒がきたぬ( ・∀・)
冷酒で頂くぬ
すっきりとした辛口ながら、甘口の余韻が残る酒で
うまうまだぬ( ^∀^)

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おっ、刺身の盛合せが来たぬ( ・∀・)
ボリュームたっぷり、種類もたくさん
とびうお酢〆、鯛2種、スルメイカ、ヤリイカ、鰹、カワハギ、さざえ刺
これで千円なんだ
対馬安いなあ(;・∀・)
どれも、新鮮で、うまうまだぬ
冷酒・白嶽もすすむぬ( ^▽^)

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ここの居酒屋、角川春樹が来てたんだな( ´・∀・`)へー
しかし、邪馬台国踏査隊長て、なんや(;・∀・)

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もう一品、鯵の南蛮漬を注文(;^ω^)
注文したとき、何匹欲しい?
3匹?5匹?には苦笑( ^∀^)

カシラまで柔らかくて、程よい甘酸っぱさで、うんまい
南蛮漬け、小さい頃、よく食べたな
このあたりは、南蛮漬けが多いのかな

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白嶽無くなったので、
〆は、漏れの定番、お茶漬けで( ・∀・)

ご馳走様ですた
2,400円

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 (つ∀-)オヤスミー

(続く)